美しい花々の上に寝転んでリラックス


「はなのハンモック」は、建築家 永山祐子氏とPLAY DESIGN LABがコラボレーションしたリサイクル素材で制作したハンモック遊具です。花壇の上にパイプを組み、全面的に網を張ったはなのハンモックは、空中に浮かぶように花を楽しめます。


YUKO NAGAYAMA
Architect

1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。

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Production story

BACKGROUND

 

2022年、六本木の東京ミッドタウンで開催されたTokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022のテーマが「環るデザイン」ということから、リユースやリサイクルにフォーカスを当て、作品に適した素材探しから始めました。その当時、夫でアーティストの藤元明氏が漁網を使ったアート作品を制作しているのを見て、ハンモックというアイディアが出てきました。ハンモックそのものがリサイクルされた漁網でできているというストーリーであれば、環るデザインというテーマにもマッチしていると思い、漁網リサイクルネットは廃棄漁網を利用したペレット状の素材を編むことから始める必要があるとのことだったので、ハンモックにした際に耐えうる強度も考慮しながら素材開発を進めました。

 

SOLUTION

 

日比谷公園には広い芝生公園が整備されており、真ん中に花壇がありますが、普段は人が入れないようになっています。イベントでは芝生公園に入れるようにして、美しい花々を身近で楽しめるようにしたいと考えました。花壇の上にパイプを組み、全面的に網を張ったはなのハンモックを制作し、空中に浮かぶように花を楽しめるようにしました。

 

HOW IT WORKS

 

スーツを着た大人たちがハンモックでリラックスしている姿を見て、皆がフラットでインクルーシブな場になっているなと実感しました。自分が何をしたいか、何をするかでこのハンモックが職場にもなるし、あそび場にもなります。

 

 

 

はなのハンモック
サイズ:W20000×20000×H2500
素材: (本体)スチール (網)漁網リサイクルナイロン