プレイフルアトリエ


PLAYFUL ATELIER(プレイフルアトリエ)は、「あそび」の力で未来をともにひらく共創の場です。つくる・かたる・ふりかえる──このサイクルを重ねることで、地域や組織がもつ可能性を発見し、その先の姿を一人ひとりの手で描き出していきます。あそびには、体験から学びを生み、自然な対話を促し、世代や立場を超えたつながりを育む力があります。そして、手を動かしながら考えるプロセスは、誰もが参加しやすい創造的な空間をひらき、行政・教育・民間といった多様なステークホルダーが動き出すきっかけをつくります。あそびから始まる共創の体験が、人とまちの関係をやわらかく編みなおし、未来を少しずつ拓いていく。PLAYFUL ATELIERは、その一歩をともに踏み出します。


Images

  • 包括連携協定事業
  • 産官学連携プロジェクト
  • 自然体験型ワークショップ
  • 共生社会推進イベント
  • 経営者向けウェルビーイング推進イベント
  • 行政向け職員研修

Related Article

Production story

BACKGROUND

現代の暮らしでは、子どもから大人まで「自由に過ごす時間」や「安心して集まれる場所」が減り、心の余裕やつながりを生み出す環境が薄れつつあります。内閣府の調査では、「孤独感がある」と感じる人が約4割 にのぼり、世代を問わず孤独・孤立の傾向が強まっています。若者の将来への見通しも持ちにくくなり、18歳意識調査では「社会はよくなると思えない」「自分が社会を変えられると思えない」など、将来観や自己効力感に関わる項目が6ヶ国で最下位という結果も示されました。こうした状況の中で、悩みや本音を気軽に共有できる場が減り、日常の中で人と関わる機会が乏しくなっています。誰もが自然体で過ごせて、ふとした交流が生まれるような新しい居場所づくりが求められています。

INSIGHT

あそびの中では、身体性・社会性・精神性・知性・情緒性といった要素がゆるやかに重なり合っています。まだ形のないアイデアも、手や身体を動かすうちに、人や場との関わりを通じて少しずつ輪郭を帯びていきます。評価や正解に縛られない環境は、失敗を恐れず挑戦できる心理的安全性を育み、思いがけない発見をもたらし、人と人、人と環境の関係をやわらかく近づけていきます。互いを尊重しながら自分らしさを発揮できる――そんな“あそび心地”が、多様な人が交わり、つながりを取り戻すきっかけになるのです。

SOLUTION

PLAYFUL ATELIERでは、あそびが生む本気と熱中のマインドセットを引き金に、参加者が「つくりながら学ぶ」構築主義の考え方をベースにプログラムを展開しています。手や身体を動かし、つくったものを通して語り合うプロセスは、知識を“与えられる”のではなく、自分の経験から“創り出す”学びへとつながります。うまくいかない瞬間も含めて試行錯誤することで、創造性やレジリエンス、協働する力といった非認知能力を育み、未来を切り拓く力をもたらします。こうしたあそびの価値を踏まえたメソッドは、まちづくりや公共空間の構想、ウェルビーイング施策の推進、地域のプレイリーダー育成など、多様な領域で応用が可能です。

HOW IT WORKS

あそび心地を軸にした共創体験は、主体的な参加を促し、多角的な視点や創造的な思考を引き出す新しいアプローチです。五感を働かせて試行錯誤を重ねるプロセスは、固定観念をほぐし、アイデアの質や量を引き上げる効果があります。さらに、年齢や立場を越えた交流が起こりやすく、場の一体感や参加意欲を高める働きもあります。こうした特性は、まちづくりにおける住民参加や子ども参画、企業や行政のアイデア創出ワークショップ、産学連携のキャリア講座、地域イベントでの多世代交流など、多くのシーンで活用されています。そこで生まれた体験や物語は地層のように積み重なり、新たなカルチャーを醸成していきます。

 

PLAYFUL ATELIERに関するお問い合わせはこちら