動く遊具への挑戦 / 一人乗りスイング遊具


TAWARAは、動く遊具への挑戦の一つであるスイング遊具『RAFT』で得た知識やノウハウを生かして製作した一人乗り用のスイング遊具です。

前後に揺れる際に少し上に浮くような感覚を与える独特の動きで衝撃を柔らげ、次への動作をスムーズにしました。

RAFT同様、これまでに起きた事故や置きそうになった事故をまとめた『ヒヤリハット報告書』やその後の事故検証を基に、事故の原因となった製品の仕様を見直し、TAWARAの設計に余すことなく反映させています。


触りたくなる 丸いカタチ


TAWARAの丸みを帯びたなめらかな円筒形と磨き上げられたボディは、幼児が跨るのにも抱きつくのにも程よい大きさです。持ち手と足掛けといったスイング遊具としての機能はありますが、TAWARAの方向を感じさせないツルッとした形状は、見立て遊びなど子どもたちの想像力を掻き立て、自由な遊びを生み出します。


体重移動で前後にスイングするように揺れるTAWARAは、ふわっとした独特な浮遊感を体験でき、体重の軽い低年齢児でもスイングの速さや強弱をコントロールすることが可能です。


Naoto Fukasawa
Product Designer

2003年NAOTO FUKASAWA DESIGN 設立。 卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、イタリア、フランス、ドイツ、スイス、北欧、アジアなど世界を代表するブランドのデザインや、国内の大手メーカーのデザインとコンサルティングを多数手がける。デザインの領域は、腕時計や携帯電話などの小型情報機器からコンピューターとその関連機器、家電、生活雑貨用品、家具、インテリアなど多岐にわたる。2010〜2014年グッドデザイン賞審査委員長。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。

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深澤 直人
プロダクトデザイナー / 多摩美術大学 教授

Production story

TAWARA

サイズ:660×500×H590mm
材質:FRP

2017 GOOD DESIGN AWARD