あそびをやわらかく運動させ、
思いがけない使い道を構想する眼。
詰まった課題を、
あそびでひょいっと解決する眼。
わたしたちは、視点です。
東京都出身。桑沢デザイン研究所インテリア・住宅研究科卒業。1986~91年クラマタデザイン事務所在籍。1993年イガラシデザインスタジオ設立。 携わるデザインは、商業空間から家具・プロダクト・幼児施設遊具など。概念にとらわれないコミュニケーションデザインを追求している。2002年~グットデザイン賞審査員。2010年~武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。
フィンランドのデザイナー。「Ball Chair」「Bubble Chair」など、1960年代に斬新なデザインを次々に発表し、各国の博物館の永久コレクションにも収蔵される。当時まだ生活に浸透していなかったプラスチック素材を使用し、現代技術がいかに人々の生活様式に寄与できるかを追求。1932年生まれ。
早稲田大学助教授、東京大学大学院教育学研究科教授(情報学環教授兼任)を経て現職。 行為は、扱うモノや場面によって自在にすがたを変えている。それを可能にしているのがアフォーダンスである。乳幼児などを対象に、からだの動きに行為柔軟性があらわれるプロセスを分析してきた。その成果から環境デザインについてもヒントを得たいと考えている。 著書に『新版 アフォーダンス』『レイアウトの法則』『動くあかちゃん事典』『ギブソン生態学的知覚システム』(監訳)など。認知科学会フェロー。
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。 株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所(現TSDO)設立。 「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」などの商品デザインをはじめ、広くシンボルマークやグラフィックデザインを手掛ける。また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」の総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクターおよび館長を務めるなど多岐にわたって活動。著書に、『クジラは潮を吹いていた。』(DNPアートコミュニケーションズ)、『塑する思考』(新潮社)など。
多摩美術大学染織デザイン科卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。1995 年に独立し、2002 年有限会社ウンピアット設立。2005 年からファブリックブランドOTTAIPNU を主催。色鮮やかなハンドプリントによるファブリックを中心に、タオルやバスマット、ハンカチ、傘など、生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、国内外の多くのブランドからテキスタイルを発表。また、テキスタイル以外にも、様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。2015 年より、東京造形大学造形学部デザイン学科 教授。
禿真哉(かむろ しんや)とともに2004年にトラフ建築設計事務所を設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「空気の器」「ガリバーテーブル」など。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2014年~京都精華大学客員教授、2015年~立命館大学客員教授。
東京都新宿出身。1984年千葉大学工学部卒、ソニー(株)、ソニ-アメリカを経て1991年独立。世界57ヶ国の滞在経験を活かした、自由な展開のデザインを実践。三次元CADとプリンターを活用した人間工学的な曲面設計を得意とする。ドイツレッドドット受賞、富山プロダクトデザインコンペ グランプリ受賞、川崎デザインコンペ96’ デザイン優秀賞、その他、Gマーク受賞など多数あり。グッドデザイン賞審査員を13年間歴任。二級建築士。大阪芸術大学 教授。
東北大学加齢医学研究所及び東北メディカル・メガバンク機構の脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでにのべ約16万人に上る。「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表を発表している。 著書は、「生涯健康脳(ソレイユ出版)」「賢い子に育てる究極のコツ(文響社)」「回想脳(青春出版社)」「脳医学の先生、頭が良くなる化学的な方法を教えてください(日経BP)」始め多数、特に「生涯健康脳」「賢い子に育てる究極のコツ」は共に10万部を突破するベストセラーとなり、海外でも複数ヶ国語で翻訳本が出版されている。テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、NHK「NHKスペシャル」、NHK「あさイチ」、Eテレ「バリューの真実」、TBS「駆け込みドクター!」など、メディア出演も多数。
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2024年2月現在)。現在はスポーツ事業を行うほか、アスリートとしての学びをまとめた近著『熟達論:人はいつまでも学び、成長できる』を通じて、人間の熟達について探求する。その他、主な著作は『Winning Alone』『諦める力』など。
1988年東陶機器株式会社(現TOTO株式会社)入社。1991年より同社デザインセンターにて、タンクレス便器ネオレストなど水廻り全般のプロダクトデザインに携わる。2008年 NORIKO HASHIDA DESIGN 設立。2009年同学デザイン工学部デザイン工学科教授に就任。生活用品や家具設備のデザインを感性工学を用いて研究開発している。日本デザイン学会、日本感性工学会所属。グッドデザイン賞審査委員、特許庁意匠制度小委員会委員、キッズデザイン賞審査委員等を歴任。
スポーツ科学者、アスレティックトレーナー。スポーツや遊びにおける動きの協調や、人と人との協調のありように関心を寄せ、効果的なコンディショニングの研究・開発につなげている。これまでにJリーグユースアカデミーやなでしこジャパンなど、トップアスリートのサポートに従事。これらすべての知見をもとにして、さまざまな特性をもった子どもや大人への運動プログラム開発や指導も行っている。「スポーツ科学を通じてすべての子どもの幸せに貢献する」をミッションに掲げて活動している。
2003年NAOTO FUKASAWA DESIGN 設立。 卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、イタリア、フランス、ドイツ、スイス、北欧、アジアなど世界を代表するブランドのデザインや、国内の大手メーカーのデザインとコンサルティングを多数手がける。デザインの領域は、腕時計や携帯電話などの小型情報機器からコンピューターとその関連機器、家電、生活雑貨用品、家具、インテリアなど多岐にわたる。2010〜2014年グッドデザイン賞審査委員長。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。
日本幼児体育学会会長。米国ミズーリー大学大学院で修士(教育学)、岡山大学医学部で博士(医学)を取得。倉敷市立短期大学教授、米国ミズーリー大学客員研究員、米国バーモント大学客員教授を経て、現職。1998年に日本保育学会研究奨励賞、2002年に日本幼少児健康教育学会功労賞、2008年に日本保育園保健学会保育保健賞を受賞。乳幼児期からの睡眠時間や朝食・排便、体温、運動量などを、体系的に調査・測定・分析することにより、子どもたちの抱える心身の問題とその原因を明確にしていく研究を行っている。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、水中環境を新たな風景に再構築した「waterscape」、かつてない紙の可能性を探求した「動紙」、国立科学博物館の移動展示キット「WHO ARE WE」、隠岐ユネスコジオパーク泊まれる拠点「Entô」のアートディレクション、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」がある。著書に『waterscape』(出版:X-Knowledge)。
1995年に「minä perhonen」の前身である「minä」を設立。ハンドドローイングを主とする手作業の図案によるテキスタイルデザインを中心に、衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行なっている。2004年からは、同ブランドの子ども服のラインをスタートし、絵本への挿絵や子どもの器などのデザインも手掛けている。2022年から、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻教授。
動物園デザイナーとして多くの動物園の展示にとりくむ。2020年に完成した上野動物園「パンダのもり」は、2022年度日本造園学会賞を受賞。子どもの遊び場として人工的な複合遊具にかわり、起伏を活用して身体を動かす自然遊び場の必要性を提唱し、公園やこども園など、その実現に向けて取り組んでいる。最新作は、和歌山県紀の川市民公園「野あそびの丘」で、自然遊び場では地域の自然景観との一体化をめざしている。
同志社女子大学名誉教授、ネオミュージアム館長。1950年、奈良県生まれ。同志社大学卒業後、『セサミストリート』に触発され渡来し、セントラルミシガン大学大学院にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.M.,Ed.D.(教育学博士)取得。専門は教育工学。プレイフルラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニングアートの先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996~1997ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010~2011MITメディアラボ客員教授。
1980年埼玉県生まれ。 2006年東京藝術大学美術学部彫刻学科卒業。08年同大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。 「B-BOY(ブレイクダンサー)」の木彫を軸に、ドローイングや版画などの平面作品の制作も行う。 ブレイクダンスの経験を生かしてその技術や躍動を表現に取り入れ、台座のない木彫による人体と衣服の関係性や、「B-BOY」の彫刻を端緒に生まれる空間の変質を追求することで、緊張感と迫力にあふれる作品を展開している。
ウェルビーイングの概念を自治体政策に活用する研究とウェルビーイングを増進するまちづくり活動を実践。2009-20年は、JICAにて、約20ケ国のアジア・アフリカ地域で持続可能な国づくり・地域づくりプロジェクトを担当。2014-17年には、ブータン王国にて、GNHを軸とした国づくりに協力。福井人の幸せ実感を福井新聞・日立京大ラボと協働調査する「未来の幸せアクションリサーチ」ではクリエイティブディレクターを担当。
(株)steAm代表取締役、(株)STEAM Sports Laboratory取締役/大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー(「いのちを高める」)/内閣府STEM Girls Ambassador 現在は主に音楽・数学・STEAM(教育)メディアアートなどの世界で、国内外にて多彩に活動。ニューヨーク大学Tisch School of the Arts,ITP修士。国際数学オリンピック金メダリスト(日本人女性唯一)。明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)客員研究員。経済産業省「未来の教室と”EdTech”」研究会研究員。群馬県新総合計画策定懇談会構成員。フルブライター。米日財団日米リーダーシッププログラムフェロー。
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
1985年愛知生まれ。京都大学工学部建築学科、東京大学大学院を経てAteliers JeanNouvel、内藤廣建築設計事務所に勤務。2018年 橋本尚樹建築設計事務所設立。2022年よりNHA | Naoki Hashimoto Architects。現在は京都先端科学大学客員教授としてキャンバス計画にも携わる。主な仕事に、縄文遺跡が埋まる太古の森を子どもの居場所とした「玉造幼稚園」(千葉県成田,2020)、関東一小さい村の大屋根庁舎「丹波山村庁舎」(山梨県北都留郡,2022)。現在進行中では、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」など。受賞に、山梨県建築文化賞(2023)、日本建築学会作品選集新人賞(2023)など。
花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、株式会社Q0を設立。秋田・富山などの地域を拠点において、時代を代表するような「継承される地域」のデザインの創造を目指す。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」などを歴任。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」取締役会長も務める。
福井医科大学(現・福井大学)医学部卒業。福井県立病院、福井県内の診療所勤務を経て、2011年、在宅医療を専門に行う「オレンジホームケアクリニック」を開設。医療的ケア児の活動拠点「オレンジキッズケアラボ」や、地域の幼小中一貫校との連携による病児保育を中心とした在宅医療拠点「ほっちのロッヂ」を立ち上げるなど、数多くのプロジェクトを展開している。
1995年 東京藝術大学デザイン科大学院修了。同年よりデザインコンサル会社にてコンシューマー製品から産業機械・研究機関のデザイン支援など幅広い実務経験を重ね2005年NECのデザイングループに移籍し後にNECのデザインセンター長を務める。2016年 東京藝術大学デザイン科准教授に着任。人間の本質の中にある「遊び」「喜び」「生きがい」を掘り下げ、将来必要な体験と心の豊かさの可能性を探っている。実学研究として産学連携によりデザインとアートをトリガーにした新たな価値創出のアプローチを具体化している。専門はUXデザイン、デザインソリューション、デザインマネジメント。デザイン人材の育成やデザイン組織のアドバイザリーも務める。グッドデザイン賞審査委員。